永井農園は、えだまめとおコメの二本柱で、
農業をやっています。
永井武晴(代表)がえだまめ担当で、
おコメの担当は武晴の父。
仕事に熱心なふたりは、
おたがい譲れないものがあり、
永井家の平和のため自然と
住み分けができました。
永井家は武晴で十二代目。
約三百年の農民DNAを継承しつつも、
経験と勘どころでは、
おじいちゃんのコシヒカリに、
まだまだ、かなわないと
心で父を尊敬している武晴です。
昔は水害に悩まされた越後平野も、
今では豊富な水と肥沃な土壌に
恵まれた広大な農地です。
もともと肥えている土に、
先人は客土をして、
肥料を撒いてすき込み、
今日よりも明日、今年よりも来年の想いで
おコメをつくってきました。
田んぼの遥かに地平線。
そのまた向こうに角田山。
緑の水田に風わたる初夏も、
あたりが稲穂の黄金色に染まる秋も、
そして、翌春を待つ雪のころも、
ずうっと変わらない風景があります。